放流魚の釣り方ハウツー! - Part 1 -

on Aug 10 2026

はじめに

エリアトラウト釣りの楽しさの一つに「放流魚釣り」があります。

放流は、多いところでは毎日、ほかにも毎週末など、釣り場さんによって頻度は違いますが定期的に行われています。

放流されたばかりの魚はルアーを見るのも初めてで、まだスレていません。そのため、初心者でも比較的簡単に釣ることができます。

また、トーナメントや各大会でも放流魚はほぼ必ず入ります。そのため「放流魚をミスなく釣る」というファクターはとても大事です。

今回紹介するのは、ジャイアンがいつも行っている放流魚の釣り方です。

トラウトキング選手権エキスパート部門でも、1回戦は必ず放流戦です。

エキスパートには9年参戦しているので、年3戦×9年で27試合の放流戦をしてきました。そのうち1回戦で負けたのは5回で、しかもそのうち3回は初参戦の年です。

ですので、放流戦は結構得意なほうです☺

ここからは持論も混ざるので、もしかしたら違う部分もあるかもしれません。そこも踏まえたうえで、皆さんも自分なりの釣り方を確立してみてください。

1.放流魚のレンジを探す

まずは放流魚のレンジを探します。

大体の釣り場さんでは岸から放流魚を入れるので、いきなり遠投する必要はありません。

クリアウォーターなら、キャスト後にルアーに対する魚の反応を見て、おおよそのレンジを把握します。

マッディウォーターなら、カウントダウンしながらライン(糸)に出るアタリや変化を見ます。

放流魚はストック池に入っていた場合もあれば、トラックで輸送されてきて直接ポンドに入れる場合もあります。そのため、その都度どのレンジに魚が固まりやすいのかを探していきます。

注意したいのは、すべての魚が同じレンジに固まるわけではないということです。

たとえば「カウント2に2割、カウント8に5割、ボトムに3割」というように、それぞれのレンジにいる魚の母数も含めて探してください。

2.放流魚のスピードを確認する

入ったばかりの高活性な魚といっても、いつ何時も高速だとは限りません。

ポンド内と放流される前の環境との水温差、溶存酸素量の差、濁りの差など、環境の違いによって魚のスピードは変わります。

ここでの注意点は、必ず高速から探していくことです。

放流魚を釣るルアーの初手としては、大体2.5g~3gくらいのスプーンから投げます。逆に、最初から1.8gくらいのスプーンでスタートするのは危険です。

巻いてくるスプーンより魚のほうが速かった場合、ルアーが飛ばされたり、うまくフッキングしなかったりします。

重いスプーンを速く巻いているほうが、ルアーの重さと速度で勝手にフッキングしてくれます。まずは、この「勝手にフッキングしてくれる状態」を作りましょう。

また、速いところから遅くしていくのは、ローテーションですぐに速度を合わせられます。

逆に、最初が遅すぎた場合、そこからどこまで速くしていいのか分からず、魚のスピードに合わせるまでに時間がかかります。

ミスを減らすためにも「思っているより速く」から入りましょう。

しかし、それでも遅い放流魚は存在します。

状況によっては1g~1.5gくらいのオレ金からスタートすることもあります。そのため、幅広いウエイトの放流カラーを持っていると、さまざまな状況に対応できます。

3.フックの形状及びタックルセッティングを合わせる

以前のブログで「フッキング率を上げたいなら「時間軸」でタックルセッティングを考えろ!」という内容を書きましたが、これは放流魚を釣るうえでもめちゃくちゃ大事です。

ジャイアン的には、魚がルアーを咥えて反転しようとしているならナローゲイブフック。

反転せず、そのまま突っ込んでくるだけの魚にはワイドゲイブフックを使います。

また、傾向として魚のサイズが大きい場合はナロー、魚が小さい場合はワイドを使います。

4.放流魚が好む軌道を探す

ここからは結構テクニックが必要になってくるので、いろいろと練習してみてください。

上記3つの工程である程度絞れてきたら、次は魚の癖や好みを探していきます。

これは、釣り場の数だけ違いがあると言っても過言ではありません。

上げていく軌道が好きなのか、下げていく軌道が好きなのか。

スライドする泳ぎが好きなのか、イレギュラーな波動や泳ぎが好きなのか。

こういった魚の好みを、一投の中でひたすら探しています。

5.ワンポイントアドバイス

放流魚のフッキングが合わないからといって、安易にフックを細くしないでください。

メインターゲットとなるニジマスは、直線的な捕食(バイト)をします。

ただでさえ暴れるスプーンを使っているので、フックを細く(軽く)してしまうと、ルアーと一緒にフックまで暴れてしまいます。

そうなると、ニジマスがバイトしてくる線上にフックがいなくなってしまいます。

これはリングにも言えることです。

むやみにリングを小さくしたり、フックを細くしたりするのは得策ではありません。

ここまでで、おおよそ「放流ファースト」と言われる魚を釣っていきます。

パート2ではローテーションのタイミングなど、「放流セカンド~サード」と言われる魚の釣り方を紹介していきます。

それではまた次回のブログでお会いしましょう✋