放流魚の釣り方ハウツー! -Part 2-
前回好評をいただいた「放流魚の釣り方ハウツー!」のPart2です。
色々な方からお話を聞いてみると、
「放流って、なんとなくしかやってなかった」
という意見が一番多く、ジャイアン的には「それはすごくもったいない!」と思っています。
簡単に釣れる魚は、ぜひ簡単に釣ってもらいたい。
今回も、皆様の釣りに少しでもお役に立てたらと思います。
実は「放流セカンド」がめちゃくちゃ大事
前回のその1では、俗にいう「放流ファースト」についてお話ししました。
しかし実は、放流ファーストより大事と言っても過言ではないのが、「放流セカンド」です。
放流ファーストは、基本的には誰でも釣れるくらい活性の高い魚を狙っているので、意外と大きな差がつきにくい釣りでもあります。
もちろん、全国トップレベルになるとファーストから鬼ハメしてきますが(笑)。
一方で、放流セカンドにはファーストでついた差を簡単にひっくり返してしまうほどの力があります。
だからこそ、放流セカンドをどう組み立てるかが非常に重要になってきます。
まずは「Part1」のおさらい
前回、その1では大きく2つのポイントをお話ししました。
① 各レンジの魚の母数も含めて探す
② その池の魚が好む軌道を探す
ただ、最初はこの2つを「どうやって探せばいいの?」となると思います。
そこで今回は、ジャイアンが実際にやってきた練習方法をご紹介します。
強いスプーンだけでは見えにくいものがある
皆さん、放流魚を釣るとなると、アピールの強いスプーンを使いますよね?
シルエットが強い。
色が強い。
波動が強い。
もちろん、試合など競技をするうえでは絶対に必要なものです。
ただ、これにはひとつ落とし穴があります。
アピールの強いルアーだけを使っていると、放流魚の本質を見抜く力を養いにくいんです。
なぜか?
アピールが強すぎるルアーは、多少魚とズレていても口を使わせることができてしまうからです。
例えばレンジが少しズレていても、強いアピールで魚を呼び込んで釣れてしまう。
本来魚が好んでいる軌道から多少ズレていても、ルアーの力で食わせることができてしまう。
そうなると、
「本当はどのレンジに魚が多かったのか?」
「本当はどんな軌道を好んでいたのか?」
が、ぼやけてしまいます。
あえて「ギリギリ弱いスプーン」で練習する
では、どうするのか?
ジャイアンは、「放流魚が釣れるギリギリ弱いスプーン」
を使って練習してきました。
その1でもお話ししましたが、まずは放流魚に速度を合わせなければなりません。
そのため、
2.5~3.0g
1.5~2.0g
1.0~1.3g
この各ウエイト域で、動きの弱いスプーンの放流カラーを用意します。
ここでいう「動きの弱いスプーン」とは、細身でハイピッチにロールするタイプのスプーンです。
弱いスプーンだからこそ「答え」が見える
このスプーンで放流魚を釣ろうとすると、
スピード・レンジ・軌道
このすべてが合っていないと、なかなか良いバイトが出ません。
だからこそ、良いバイトを出すために色々な巻き方を試します。
すると徐々に、
どのレンジに魚の母数が多いのか?
どんな軌道を魚が好んでいるのか?
といったものが浮き彫りになってきます。
さらに細かく見るなら、
- 着水してレンジを刻んでから何秒で反応したか
- 巻き出してから何秒で反応したか
- 軌道を変えてから何秒で反応したか
- ルアーの動きが破綻してから何秒で反応したか
なども考えます。
もちろん、キャストする距離も重要です。
手前・中間・沖
それぞれでデータを取っていきます。
ここまで把握できるようになると、いよいよ放流セカンドの本領発揮です。
「なんとなくセカンド」と「理解したセカンド」は全然違う
アピールの強いスプーンを使い続け、魚と少しずつズレながら「なんとなく」セカンドへ移行する。
それと、
放流魚の質をしっかり理解したうえでセカンドへ移行する。
この2つでは、大きな差が生まれます。
ここから先は諸説あると思いますので、あくまでジャイアン的思考として読んでください。
ジャイアン流・放流セカンドの考え方
◇クリアウォーター × 大きいポンド
クリアウォーターでポンドが大きい場合は、ルアーウエイトをあまり落とさず、セカンドカラーへ移行します。
◇クリアウォーター × 小さいポンド
小さいポンドの場合は、逆にルアーウエイトを大きく落としてセカンドカラーを投げます。
クリアウォーターでのセカンドカラーは、
金メッキ残し・明滅・蛍光orグローが少し入っているカラーを基準にしています。
◇マッディウォーターの場合
マッディウォーターでの放流セカンドは、シルエットを落とさないことを意識します。
カラーは、
金メッキ(ロイヤルゴールド)多め
蛍光orグロー多めを基準にしています。グリメタ系も良いですね。
セカンドからローテーションは枝分かれしていく
そして、ここから先はローテーションの分岐点がいくつにも分かれていきます。
例えば、
メッキ系は残すのか?
蛍光色は残すのか?
色の明滅で強さを残すのか?
など。
魚の反応を見ながら、少しずつ調整していきます。
ただし、ここで絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、
ターゲットはあくまで「放流魚」だということ。
セカンドだからといって、単純にルアーを弱くしていけばいいわけではありません。
「強さ」というキーワードは必ず残してください。
試合であれば、このあたりからプラグルアーも選択肢に入ってくるタイミングですね。
放流セカンドを自分の武器に!
今回は、放流の「二番手以降」についてお話ししました。
放流ファーストで釣れる魚をしっかり釣ることはもちろん大切。
でも、その先の放流セカンドをどう組み立てるかによって、釣果は大きく変わってきます。
強いルアーで釣るだけではなく、ときにはあえて弱いルアーを使い、
魚がいるレンジを探す。
魚が好む軌道を探す。
魚が求めているスピードを探す。
そうやって放流魚の「質」を理解できるようになると、セカンドへの移行もより明確になってきます。
ぜひ皆さんも色々と試しながら、自分なりの放流の釣りを構築してみてください!
シェア
